JAPAN DANCE HISTORY

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 FREE STYLE 時代

 #1〜#7まで、主にNEW SCHOOL と OLD SCHOOL そしてカポエイラの影響について紹介してきました。
ちょうど各ジャンルが完成系となりつつある時代(ある意味、NEW SCHOOL HIPHOP の中でも MIDDLE SCHOOLという言葉が
出てきた時期)に、全てのジャンルをこなすスキルを持つダンサーが主体となり、「FREE STYLE」 という言葉が流行りだしました。
・・・流行るというよりも、ある限られたダンサーだけが高い評価を受ける事ができるスタイルとして、新たな流れが出てきたんです。
その代表的なチームとしては、「Sound Cream Steppers」、「SPICE」、「TRAMP」などです。

「FREE」という言葉は「自由に」という事を意味しますが、簡単にまとめてしまうと、OLDもNEWも関係ないスタイルで、BREAKDANCEをはじめとし、HIPHOPはもちろん、BE−BOPからHOUSEまで全ての踊りを取り入れたものです。



Breakdance時代からStreet Danceを常に極めてきた方々が、はじめて出来るスタイルです。

当時、このスタイルを真似るチームがたくさん出てきました。中でも有名になったのが、「Stax Groove」です。
彼らは、「Spice」の弟分的なチームでしたので、実力はかなりレベルは高かったです。

おそらく、「Spice」というチームを、今の若いダンサーの中で知っている子達は少ないでしょうが・・・。



このスタイルは、HIPHOPやHOUSE一筋のダンサーにとってみれば、見よう見真似だけで「FREE STYLE」をやっているチームはとても中途半端に見えてしまうので、実際には賛否両論なところはありました。

ただ、格違いの3チームについては、誰もが認めるダンサーです。
特に、「Sound Cream Steppers」は飛びぬけてレベルが高く、全員がBreaker あがりで、BE−BOPを浸透させた方々でもあり、、HIPHOP、HOUSE、Locking、etc・・・と全てを極めてきた大御所ダンサーです。



今の若い子の中で、本当に「FREE」で踊れるダンサーが現在、いるかどうかも疑問です。

今の若い子は、初代の方々と比べてもダンサーとして努力してきた環境が違うわけで、大御所ダンサーの方々と同じレベルを求めるのはとても厳しいと思います・・・(悲)


余談として、同時期にスポーツクラブやカルチャースクール等で、「HIPHOP」と称して認識間違いなスタイルを教えている教室が増え始めました。「FREE STYLE」が流行りだし事に関係があるのかは分かりませんが・・・・

何が認識違いかと言うと、お茶の間カルチャー的な要素が強くなってきたのも原因はあります。B−BOYとは?というカルチャーを間違えて教えている「場」が非常に増え始めました。ちょうど、邦楽で「宇多田ヒカル」がメジャーになってきた時期としてもかぶってます。おそらく、R&Bというジャンルが急激に邦楽界に入り込んできたことや、「モーニング娘」などのアイドルが踊る振り付けが何となく、StreetDanceの動きを取り入れ始めたからなんでしょうね・・・良いのか悪いのかは別として、真実のカルチャーの事は全く関係ない別世界が作られ始めてしまいました。
ある意味、それらは「自由な踊り」なジャンルではありますが、ここで紹介している「FREE STYLE」とは全くの別物です。


この事は、Club Dancer と Show Dancer の違いにもつながってきます。「Street Dance」とは、与えられた振り付けをこなすDanceではありません。色々なジャンルの音楽をいかにアドリブで踊れるかどうか、自分を表現できるかが一番のPointだからです。
Sound Cream Steppers








SPICE ↓



Stax Groove↓


TRAMP↓